台湾ラーメンだけじゃない!? 名古屋港で「台湾カレー」を食べてきた――名古屋発祥“台湾グルメ”の不思議

名古屋名物と聞いて、「台湾ラーメン」を思い浮かべる方は多いと思います。
でも皆さん――
「台湾カレー」って、知っていますか?
本日は名古屋港ガーデンふ頭へ。 名古屋港水族館のお隣、JETTY WESTの1階にあります 「カレー屋 キング!」さんで、 その気になる「名古屋台湾カレー」をいただいてまいりました。
台湾ラーメンは知っている。
台湾まぜそばも知っている。
でも台湾カレーって……いったい何なの?
というわけで今回は、実際に食べた台湾カレーをご紹介しながら、 そもそも台湾ラーメンとは何なのか、 そしてなぜ名古屋では「台湾」という言葉が、 ひとつの味のジャンルのようになっていったのかを、 少しさかのぼってみたいと思います。
目次
- 名古屋港ガーデンふ頭で「台湾カレー」を発見
- これが「名古屋台湾カレー」!
- まずは台湾ミンチと卵黄から
- カレーと混ぜると一気に完成する味
- そもそも「台湾ラーメン」とは?
- 台湾ラーメンなのに台湾にはない?
- 「台湾ミンチ」がひとつの味になった
- 台湾まぜそば、そして台湾カレーへ
- 名古屋の「台湾」は、もう料理ジャンルなのかもしれない
- 名古屋港観光のランチにも面白い一皿
👆いまこのブログは全国で何位?
クリックで確認!
名古屋港ガーデンふ頭で「台湾カレー」を発見
名古屋港水族館のすぐそばにある商業施設 JETTY WESTです。
その1階にあるのが、 「カレー屋 キング!」さん。
名古屋港水族館の公式サイトでも、 カレーやオムカレーを扱うお店として紹介されています。
店頭のメニューを見ておりますと、 普通のカレーやオムカレーに交じって……
「名古屋 台湾カレー 950円」
の文字が。
しかも写真を見ると、 ご飯の上にたっぷりの肉、 ネギ、 そして真ん中には、 見るからに濃厚そうな卵黄。
これは食べてみないわけにはいきません(笑)。
お店はこちらです。
Googleマップで「カレー屋 キング!」を見る
これが「名古屋台湾カレー」!
そして……
出てきた瞬間、 これはなかなかの迫力です。
大きなお皿いっぱいにカレー。 中央にはこんもりと白いご飯。
その上に、 濃いめに味付けされたたっぷりのミンチ肉と、 これでもかというくらいの刻みネギ。
そしてその真ん中に、 ぷるんっ、とした鮮やかなオレンジ色の卵黄。
見た瞬間に、
「なるほど。これは台湾まぜそばの親戚だわ」
と分かります(笑)。
まずは台湾ミンチと卵黄から
まずはご飯の上にのった台湾ミンチからいただいてみます。
しっかりと味の入った肉に、 ネギの香り。
そして、 ピリッとした辛さ。
見た目ほど極端な激辛というわけではありませんが、 ちゃんと後から辛味が追いかけてきます。
ここに卵黄。
とろ〜っ。
濃い味の台湾ミンチに卵黄が絡むと、 一気にまろやかになります。
辛味の角が取れて、 コクがぐっと増す。
台湾まぜそばでもおなじみの組み合わせですが、 これが白いご飯にも実によく合います。
カレーと混ぜると一気に完成する味
台湾ミンチ、 卵黄、 ネギ、 ご飯。
そこへカレーを絡めていただきます。
これが面白い。
カレーそのもののスパイス感に、 台湾ミンチの辛味と旨味が加わる。
さらに卵黄が全体をまとめて、 辛さを少しまろやかにしてくれます。
カレー+台湾ミンチ+卵黄。
そりゃあ、合わないわけがない(笑)。
途中からは、 ご飯もミンチもカレーも卵黄も、 全部まとめてスプーンに乗せて。
ひと口ごとに、 辛い、旨い、まろやか、 そしてまた辛い。
かなりクセになる味です。
そもそも「台湾ラーメン」とは?
さて。
ここで少し話を戻しましょう。
そもそも、 この「台湾カレー」の「台湾」とは何なのでしょう。
そのルーツをたどると、 やはり台湾ラーメンに行き着きます。
台湾ラーメンの元祖とされているのが、 名古屋市千種区今池の 「味仙」。
味仙公式によれば、 台湾の料理である 担仔麺(タンツーメン)をもとに、 辛くアレンジしたものが台湾ラーメンの始まりなのだそうです。
基本的なスタイルは、 鶏ガラスープのラーメンに、 唐辛子を効かせたひき肉とニラ。
あの、 見るからに辛そうな真っ赤なスープです。
いまではすっかり名古屋めしの代表格ですが、 実はこれ、 名古屋で生まれた料理なんです。
台湾ラーメンなのに台湾にはない?
「台湾ラーメン」という名前なのに、 現在名古屋で食べられている台湾ラーメンと まったく同じ料理が台湾に昔からあったわけではありません。
味仙公式サイトに掲載されている資料によれば、 元祖の台湾ラーメンは、 台湾の担仔麺を激辛にアレンジして生まれたもの。
そして「台湾ラーメン」という名前は、 作った郭明優さんが台湾出身だったことから付けられたとされています。
つまり、
台湾の担仔麺
↓
名古屋で辛くアレンジ
↓
台湾ラーメン誕生
ということ。
「台湾の料理をそのまま持ってきた」 というより、 台湾の料理をルーツに持つ名古屋生まれの料理 というわけです。
「台湾ミンチ」がひとつの味になった
そして台湾ラーメンが名古屋で広まるにつれて、 面白いことが起こります。
ラーメンそのものだけではなく、 上にのっている 辛く味付けされたミンチ肉が、 ひとつの「味」として独立していくんですね。
いわゆる 「台湾ミンチ」です。
ひき肉に唐辛子やニンニクなどを効かせた、 濃くて辛くて旨い味。
名古屋周辺では、 この台湾ミンチをのせるだけで、
「おっ、台湾系だな」
と分かるほどの存在になっていきます。
台湾まぜそば、そして台湾カレーへ
そして登場するのが、 今では全国的にも有名になった 台湾まぜそば。
汁なしの太麺に、 台湾ミンチ、 ニラ、 ネギ、 海苔、 卵黄などをのせて混ぜて食べる料理です。
ここまで来ると、 「台湾」という言葉は、 国名そのものというより、
「辛い台湾ミンチを使った名古屋系の味」
という意味を持ち始めます。
そして、その台湾ミンチを……
今度はカレーにのせてしまった(笑)。
それが 台湾カレー。
今回いただいた一皿も、 まさにその流れにあります。
白いご飯の上に台湾ミンチ。 ネギ。 卵黄。
そしてその周囲を、 たっぷりのカレーが囲む。
台湾ラーメンから生まれた味が、 ラーメンを飛び出し、 まぜそばを経て、 ついにはカレーにまでやってきたわけです。
名古屋の「台湾」は、もう料理ジャンルなのかもしれない
こうして考えると、 名古屋における「台湾」という言葉は、 なかなか不思議です。
台湾ラーメン。
台湾まぜそば。
台湾カレー。
もちろんルーツには台湾があります。
でも、 そこから先は名古屋で独自に進化している。
ですから今の名古屋では、 「台湾○○」と聞くと、
「ああ、あの辛いミンチがのったやつね」
と通じてしまう。
考えてみれば、 これはかなり面白い食文化です。
外国の地名だった「台湾」が、 名古屋という土地で時間をかけて、 ひとつの味の記号になっているんですね。
台湾から名古屋へ。
そして名古屋の中で、 さらに別の料理へ。
食文化って、 こうやって変化していくんでしょうね。
名古屋港観光のランチにも面白い一皿

ということで今回は、
名古屋港ガーデンふ頭の
「カレー屋 キング!」さんで、
名古屋台湾カレーをいただいてまいりました。
名古屋港水族館のすぐそばなので、 観光の途中に立ち寄りやすいのもいいところ。
「せっかく名古屋へ来たんだから、 ちょっと名古屋らしいものを食べたい」
という方にも面白いと思います。
味噌カツ。 手羽先。 きしめん。 台湾ラーメン。
名古屋めしはいろいろありますが……
その次の候補に「台湾カレー」、 いかがでしょうか。
台湾ラーメンは知っていても、 台湾カレーはまだ知らないという方。
名古屋港に来た際には、 一度試してみても面白いですよ。
ごちそうさまでした♪
カレー屋 キング!
名古屋市港区港町1-7
JETTY WEST 1F
Googleマップ
👆いつも押してくださる方
ありがとうございます!
応援感謝です!励みになります
記事がお楽しみいただけたり
お役にたてましたら
押していただけると嬉しいです














































