今回訪れたのは、白山信仰と深いつながりを持つ
「白山中居神社(はくさんちゅうきょじんじゃ)」です。
山道を進んだ先に現れる大きな鳥居。
その向こうには、空へ向かって真っすぐ伸びる巨大な杉の木々。
境内へ一歩足を踏み入れた瞬間、 「ここはちょっと空気が違うな……」 と思ってしまうほど、独特の雰囲気があります。
豪華絢爛な観光神社とはまったく違う、 深い山と森と清流に包まれた、昔ながらの神域。
まさに「雰囲気バリバリの神社」でした。
今回は、巨大な杉が立ち並ぶ参道や静かな境内、 すぐそばを流れる美しい川、そして参拝の途中で出会った かわいい生き物たちの写真とともに、 白山中居神社を紹介していきたいと思います。
目次
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山深い石徹白にある白山中居神社へ

今回やってきたのは、
福井県との県境にも近い山深い場所にある
白山中居神社です。
周囲は山、山、そしてまた山。
市街地の神社とはまったく違い、 神社へ向かう道中からすでに 「ずいぶん山の奥まで来たなあ……」 という気分になってきます。
こういう場所、大好きなんですよね(笑)
観光地として整備されすぎていない、 自然の中に昔から神社が存在しているような雰囲気があります。
巨大な鳥居からすでに漂う神域感

神社の入口に到着すると、
まず目に飛び込んでくるのが大きな鳥居です。
そして、その後ろにそびえる巨大な杉。
この組み合わせが実に素晴らしい。
鳥居の向こう側が、そのまま深い森へとつながっているように見えます。
都会の神社とはまったく違う、 山岳信仰の神社らしい空気が漂っています。
鳥居の横には 「白山中居神社」と刻まれた石柱。
ここから先は、いよいよ神域です。
白山信仰と深いつながりを持つ神社

白山中居神社は、その名前のとおり
白山信仰と深いつながりを持つ神社です。
境内には白山登山道の案内もあり、
ここが単なる地域の神社ではなく、
古くから白山へ向かう信仰の道と結びついてきた場所であることが伝わってきます。

案内板を見ると、 ここから白山方面へ続いていくルートが記されています。
現代なら登山と聞くとレジャーというイメージが強いですが、 昔の人にとって山へ登ることは、 神仏の世界へ近づく行為でもあったのでしょう。
そう考えながら境内を歩くと、 周囲の山々や木々まで少し違って見えてきます。
圧倒される巨大な杉の森

白山中居神社で特に印象に残ったのが、
境内に立ち並ぶ巨大な杉の木々です。
とにかく太い!
そして高い!
写真に収めようとしても、 なかなか一本の木全体が画面に入りません。
何本もの巨木が並んでいるため、 その間を歩いているだけで、 自分がずいぶん小さくなったような気分になります。
長い年月、この場所を見続けてきた杉の木々。
人間の時間とはまったく違う時間が、 ここでは流れているように感じました。
幹には苔や植物が生え、 森全体がひとつの大きな生命体のようです。
巨木の間を歩いて境内へ
足元は石や砂利。
そして、その奥に神社の建物が少しずつ見えてきます。
写真で見るだけでも十分雰囲気がありますが、 実際にこの場所に立つと、 木々に囲まれた静けさと森の匂いが加わります。
派手さはありません。
でも、それがいいんです。
むしろ余計なものが少ないからこそ、 昔ながらの山の神社らしさを強く感じることができます。
宮川橋と美しい清流
その川に架かるのが宮川橋。

橋の上から眺めると、
大きな石の間を澄んだ水が流れていきます。
周囲は一面の緑。
聞こえてくるのは川の水音と森の音。
神社を参拝するだけでなく、 この景色を眺めながらしばらくのんびりしたくなる場所です。
山の水は見ているだけでも涼しげで、 夏の散策には最高でした。
静かな境内と社殿を参拝
木造の建物は周囲の森によく馴染み、 まるで森の一部になっているかのようです。
入口には注連縄と紙垂が下がり、 その向こうには静かな神域が広がっています。
ここまで歩いてくる間に、
巨大な杉や清流を見ているせいでしょうか。
自然そのものを信仰の対象としてきた 山岳信仰の感覚が、なんとなく分かるような気がしてきます。
観光客で賑わう神社も楽しいですが、
こうして山深い場所で静かに参拝するのもいいものですね。
トンボや小さな生き物との出会い

そして今回、個人的にとても楽しかったのが
神社周辺で出会った小さな生き物たちです。
宮川橋の欄干には赤いトンボ。
なんと、指先にちょこん。
逃げるどころか、そのまましばらく乗っていてくれました(笑)
なんとも夏らしい一枚が撮れました。
さらに橋の擬宝珠の上を見ると、 今度は小さな黄色いクモ。
こういう生き物に普通に出会えるのも、 自然豊かな場所ならではですね。
神社そのものだけではなく、 森や川、生き物を含めた場所全体を楽しめるのが 白山中居神社の魅力なのだと思います。
白山中居神社を訪れて
巨大な鳥居をくぐり、 天を突くような杉の巨木の間を歩き、 清らかな川を渡って社殿へ向かう。
これだけでも十分に訪れる価値のある場所でした。
特に印象的だったのは、 やはり境内を包み込むように立つ杉の巨木です。
何百年もの時間を重ねてきた木々に囲まれていると、 日常とは違う場所へ入り込んだような感覚になります。
いわゆる派手な観光スポットではありません。
ですが、
「神社らしい神社へ行きたい」
「山深い場所の神秘的な雰囲気を味わいたい」
という人には、とてもおすすめしたい場所です。
私自身、 「雰囲気バリバリの神社だなあ」 と思いながら歩いていました(笑)
巨木、清流、白山信仰の歴史、 そしてトンボまで。
山奥まで足を運んだからこそ出会えた、 とても印象に残る神社でした。
白山中居神社
岐阜県郡上市・石徹白地区
福井県境に近い山間部にあります。
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