雨の秋田港で出会った、港町の展望タワー「セリオン」
雨まじりの空、低く垂れこめる雲、そして日本海に並ぶ風力発電の風車群。今回訪れたのは、秋田港のランドマークともいえる道の駅あきた港・セリオンです。
展望室からは、港湾施設、工場地帯、日本海、そして秋田市街まで一望。さらに館内には、稲庭うどん、いぶりがっこ、秋田のお土産、土崎港曳山まつりの紹介など、秋田らしさがぎゅっと詰まっていました。
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道の駅あきた港・セリオンへ

今回訪れたのは、秋田県秋田市にある道の駅あきた港・セリオンです。
秋田港のすぐそばに建つガラス張りの高いタワーで、遠くからでもかなり目立つ存在。港町のランドマークという言葉がぴったりです。
この日はあいにくの雨模様。空はどんよりとしていましたが、むしろその天気が秋田港らしい重厚な雰囲気を出していました。
建物の入口には「道の駅・みなとオアシス あきた港」の看板。港湾施設と観光施設が一体になった、まさに“港の道の駅”です。
無料で上がれる展望室
展望エレベーターの入口には展望無料の案内。これはありがたいですね。
エレベーターで上がると、地上約100メートル近い高さから秋田港を見下ろすことができます。
ガラス張りのタワー内部は、鉄骨の構造がよく見える造り。下から見上げても、上から見下ろしても、なかなか迫力があります。
土木や建築好きには、この鉄骨とガラスの構造だけでもかなり見応えがあります。
雨の秋田港と風車群の眺め

港の岸壁、工場、木材らしき荷さばき場、停泊する船、そして海沿いに並ぶ風力発電の風車群。

晴天なら遠くまで見渡せるのでしょうが、この日のような荒れ気味の空もまたいいものです。

低く垂れこめた雲の下で、白い風車がゆっくりと回る風景は、北国の港らしい力強さがあります。
海は少し荒れ気味で、視界も霞んでいましたが、それがかえって旅情を深めてくれました。
反対側には秋田市街の眺めも広がります。市街地、道路、ホテル、住宅街が一望でき、港と街が近いことを実感できます。
館内に広がる秋田のお土産ワールド
稲庭うどん、いぶりがっこ、秋田米、地酒、土崎港曳山まつり関連グッズなど、秋田らしい品ぞろえです。
秋田といえば稲庭うどん。細くて上品な麺は、お土産にもぴったりです。
さらに、いぶりがっこの売り場も充実していました。独特の燻製の香りが特徴の秋田名物で、ご飯のお供にも、お酒のつまみにもよさそうです。
「あきたこまち玄米」の大袋も販売されていて、さすが米どころ秋田という感じです。
懐かしのうどん・そば自販機

館内で特に印象的だったのが、懐かしのうどん・そば自販機です。
昭和のドライブインやフェリー乗り場を思わせる、あのレトロな自販機。
実際に営業中ののぼりもあり、現役で楽しめるようです。
機械の内部をスタッフの方が整備している様子も見かけました。こういう手間があって、懐かしい味が守られているのですね。
単なる展示ではなく、地域の記憶そのもののような存在です。
土崎港曳山まつりと港町の歴史

セリオン館内には、土崎港の文化や歴史を紹介する展示もあります。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている行事で、秋田港・土崎の誇りを感じる展示でした。
また、日本遺産「北前船寄港地」としての案内もありました。
秋田港は、単なる現在の物流拠点ではなく、古くから日本海交易の中で重要な役割を果たしてきた港町なのだと感じます。
館内にあった「甦る日本海」の地図では、日本海沿岸と北東アジアとのつながりも示されていました。
港を見るだけでなく、その背景にある歴史や文化まで知ることができるのは、旅先の楽しみのひとつです。
まとめ

道の駅あきた港・セリオンは、単なる休憩施設ではありませんでした。
展望タワーから眺める秋田港、雨に煙る日本海、風力発電の風車群、港湾施設、工場地帯、そして秋田のお土産や食文化。
さらに、土崎港曳山まつりや北前船の歴史まで感じられる、港町らしさ満点のスポットです。
晴れの日の眺望もきっと素晴らしいと思いますが、雨の日のセリオンもなかなか味があります。
秋田港に立ち寄るなら、ぜひ展望室まで上がって、港と日本海を眺めてみてください。
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