熊谷から妻沼聖天山へ
JR秋の乗り放題パスで訪れた北関東の旅で訪れた
国宝 「妻沼聖天山 歓喜院」をご紹介いたします
交通の便はいまいちの場所でございますので
カーシェアでコンパクトカーを借りて参上いたしました
熊谷駅から車で約20分
日光東照宮を思わせる
荘厳な仁王門が出迎えてくれるこの寺は
江戸中期の建築で国宝にも指定されているんです

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妻沼聖天山の由来と歴史
「妻沼聖天山 歓喜院」は平安末期の武将 斎藤別当実盛(さねもり)が
建立したと伝えられています

実盛公は源平合戦「倶利伽羅峠の戦い」で
勇敢に戦い抜いた武士で
その忠義と勇気は『平家物語』にも描かれています
源氏方として活躍しましたもともと上野国(こうずけのくに/現在の群馬・埼玉北部)
ここ妻沼の出身とされ
源氏の武将・**源義賢(よしかた)**に仕えていました。のちに義賢が討たれると
実盛は義賢の遺児・**木曾義仲(きそ よしなか)**を
匿い育てたと伝わります
■ 倶利伽羅峠の戦い(1183年)
実盛が最期を迎えたのは
源平合戦の中でも壮絶な倶利伽羅峠(くりからとうげ)の戦いです
この戦で実盛は、義仲軍に従い、平家方の大軍に挑みました
当時、実盛はすでに70歳前後の老武将白髪まじりの髪と髭を恥じ
「老武者と思われて敵に侮られてはならぬ」と考え――黒く染め直して戦場に臨んだといわれています

■ 戦死と「白髪の戻る伝説」
平家物語によると、実盛は奮戦の末
ついに討たれます
しかしその亡骸を見た敵方の武将たちは
その身なりと装備から、只者ではないと驚きました
後に、首を洗って清めたところ――黒く染めた髪が、再び白髪に戻ったといいます
これにより初めて
その武将が斎藤別当実盛であったことがわかり
木曾義仲は涙ながら
「自分を幼いころから守ってくれた恩人だった」と
語ったというのです。。。
■ 妻沼聖天山との関わり
実盛はこの地・妻沼を故郷とし人々の安寧と幸福を祈って**歓喜天(聖天)**を祀ったのが、現在の「妻沼聖天山 歓喜院」の起源と伝えられます
戦場に散るまで忠義を貫いた実盛の生涯はこの寺の「誠と慈悲」の精神に通じ今もなお、地元では**「義と信の人」**として敬われています
国宝・歓喜院聖天堂の華麗な装飾
現在の本堂である歓喜院聖天堂は
享保20年(1735年)に完成しました
日光東照宮を思わせる極彩色の彫刻が施され
龍や虎、鳳凰、人物などが緻密に彫り込まれています
その美しさは「埼玉の日光」と称されるほどで
平成24年には県内初の国宝建造物として指定されました



重要文化財・貴惣門と仁王像
聖天堂へと続く参道の正面にそびえるのが
国指定重要文化財の貴惣門(きそうもん)
八脚門形式で、立体的な構造と彫刻の精緻さが特徴です
門の両側には金剛力士像(仁王像)が安置され
訪れる人々を静かに見守っています




参道と名物「聖天寿し」
参拝後は参道の散策も楽しみのひとつ
中でも人気なのが、妻沼名物の「聖天寿し」
いなり寿しと太巻き寿しのセットは
昔ながらの味!
参拝帰りの定番グルメとして
地元でも親しまれています


アクセス情報
所在地: 埼玉県熊谷市妻沼1511
アクセス: JR熊谷駅から車で約20分(タイムズカーシェア利用も便利)
駐車場: 無料駐車場あり
静謐な空気と歴史の重みを感じられる妻沼聖天山。
紅葉や初詣の季節にも訪れたい、北関東屈指の名刹です。
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