1 かつて「中川運河東支線」と「堀川」を結んでいた『松重閘門』でのイベントへ
2 松重閘門は名古屋駅の南隣の駅『山王駅』からすぐ
3 『松重ポンプ所』で開催された『中川運河ハイカラデイズ』
4 普段は見ることのできない『松重ポンプ所』の中へ
5 劇団員による『旧松重ポンプ所の歴史物語』が面白い
1 かつて「中川運河東支線」と「堀川」を結んでいた『松重閘門』でのイベントへ

(写真:かつて「中川運河東支線」と「堀川」を結んでいた『松重閘門』)
名古屋市の『中川運河』の
『松重閘門エリア』において
旧松重ポンプ所を
活用した初の試みとして
<演劇><グルメ><運河クルーズ>による
中川運河の歴史を没入体験できるイベントが
11月3日(日曜日)と4日(月曜日・祝日)の
2日間に渡り開催されました
私も2日目に訪問させていただきました
(画像はクリックで拡大できます)
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2 松重閘門は名古屋駅の南隣の駅『山王駅』からすぐ

名古屋鉄道で「名鉄名古屋駅」から
最寄りの『山王駅』へと向かいます
隣の駅ですね
以前は『ナゴヤ球場前駅』という名前の
駅でありました

『山王駅』

山王から望む『名古屋駅のビル群』
山王駅を降りてすぐ目の前には
『中川運河東支線』が横たわっています

橋の上からは本日のお目当ての
『中川運河松重閘門』がよく見えます
かつて中川運河は名古屋港と
名古屋駅(笹島貨物駅)を結ぶ
貨物を運ぶための運河として
機能していました
近年は運河沿線のタンクにオイルを運ぶ
小型タンカー需要くらいで
あとは観光用の船舶が行き来するくらいに
なってしまいましたので
『親しまれる港づくり』の一環で
再開発が進められています
東支線の護岸沿いは緑地状になっており
『視点場』などが設けられています
3 『松重ポンプ所』で開催された『中川運河ハイカラデイズ』

中川運河東支線側
『西日置橋』から望む
『松重閘門』

古い護岸を修復するため
捨て石補強がされています
手前には古い護岸が残っていますね
石積みの古い護岸は
『服部人造石』という
土木技法が使われています
コンクリートが高価な時代
たたきの技術を用いて
石積みの間に三和土をベースとした
詰め物をするという工法です
『服部長七』があみだした
土木技術です
昭和20年代くらいまでのあいだ
愛知県内の土木施設で用いられました
三重県『四日市港の潮吹き堤防』も
この技術が用いられています
👆岡崎の岩津天満宮には服部長七の功績を称える石碑があります

中川運河は港湾法上の港湾管理者である
『名古屋港管理組合』が管理しています
(名古屋港管理組合は地方自治法上の
一部事務組合にあたります)
「港湾法上の港湾施設」である『中川運河』も
『旧松重ポンプ所』も
名古屋港管理組合の管理となっています

今日はポンプ所の中を
特別に見せていただけるのだとか

本日はここ中川運河の松重閘門にて
「松重閘門ハイカラデイズ」が開催されいます

👆中川運河クルーズも開催されていました
市松模様のハイカラなお座敷船で
中川運河にぎわいゾーンのささしまライブ(堀止)から
松重閘門エリアまでをクルーズ船でクルーズします
ハイカラガイドが乗船して
運河のこれまでの歴史や新たな価値や役割
取り組みについて楽しく紹介してくれました
👇
👆イベント以外の土日も運行中!クルーズ名古屋についてはこちらをご覧ください
『昭和レトロカレーまつり』
イベントのキーワード「ハイカラ」にちなみ
昭和初期に登場し今でも広く愛されている
洋食メニューの大定番でありハイカラメニューの
代表でもある「カレーライス」のキッチンカーが
出ていました
残念ながらお目当ての
「ハイカラカレー」は売り切れでした😿
大人気だったようです
4 普段は見ることのできない『松重ポンプ所』の中へ

いよいよ『松重ポンプ所』の中へ
普段公開されていない場所ですので
貴重な体験ですね

『松重ポンプ所』内には
5台の大きなポンプが
並んでいました
これらポンプが何のために設置されていたかは
次の章で劇団員さんが語ってくれます
ポンプ所から望む『松重閘門』
5 劇団員による『旧松重ポンプ所の歴史物語』が面白い

歴史探検「旧松重ポンプ所」
円頓寺商店街で活躍する演劇集団
「ナゴヤ座」の俳優さんが
ハイカラ調なコスチュームに
身を包み
旧松重ポンプ所の歴史物語を
軽快に語ってくれましたよ!
「ナゴヤ座」の俳優さんが
ハイカラ調なコスチュームに
身を包み
旧松重ポンプ所の歴史物語を
軽快に語ってくれましたよ!

クイズを出しながら軽快に説明をする劇団員
『中川運河は物流を担うための港湾施設でした
水運のために流れは無くプール状になっていて
水面の高さを一定に保たなくてはなりませんでした
その際、これらのポンプが活躍したんです!』
『でも時代の流れとともに運河の役割は薄れ
これらのポンプには新しい役割が与えられました!』

『プール状になっている中川運河の水を
堀川に流して「水を循環させて水質浄化」を
する役割です!』
『名古屋港の河口から中川運河に入ってきた海水は
ここから堀川側にポンプで吐き出され
水の循環を行っているんですよ!』
『これらのポンプの中にはつい最近まで
働いていたポンプもあります!
近年はココの隣に新しいポンプ所が
できて一日18万tもの水を堀川に放出して
運河内の水を循環させています!』
新ポンプ施設についての解説はこちら
『松重閘門』
かつて プール状の中川運河の水位を
一定に保ちつつ堀川と中川運河間に船を
往来させていたため必要だった
『パナマ式閘門』です
👇パナマ式閘門についてはこちらをご参照ください
河村元名古屋市長が
「ここを復活させたい」と言って
話題になっていたかと思います
現在名古屋港側の中川運河河口には
同じくパナマ式の『中川閘門』が
稼働しています
👆船で『水の階段』『中川閘門』を通過するときはこんな感じです
👇現在稼働中の『中川閘門(中川口通船門)』はこちらで見学することができますよ。緑地になっており駐車場もあります
『あ~!面白かった!!』
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