目次
1 2度の廃線の危機を乗り越えたローカル線
2 ディーゼルの響きを聞きながら出発
3 前半は長閑でのんびりした景色が楽しめる平地区間
4 「家城駅」ではスタフ交換が観られます
5 後半は風光明媚な山間を登り終点『伊勢奥津』へ
1 2度の廃線の危機を乗り越えたローカル線

(写真:名松線を走る可愛らしいキハ11形気動車)
今回の松阪への旅のもう一つの目的は
『名松線(めいしょうせん)』に
乗車することでした
『名松線』は三重県松阪市の松阪駅から
同県津市の伊勢奥津駅に至る
東海旅客鉄道(JR東海)の鉄道路線です
これまで2度の廃線の危機を乗り越え
何とか営業を続けているこの路線に
一度乗ってみたかったのでありました
2 ディーゼルの響きを聞きながら出発

松阪城址から松阪駅へと
戻って参りました

駅にはローカル路線
『名松線』をPRするポスター
『名松線の四季』が貼られています
四季折々の風光明媚な
景色を楽しめる路線なのであります

ホームではディーゼルエンジンが
トコトコトコトコトコトコ
という音を響かせています
名松線を走るキハ11型
です

名松線を走るディーゼルは
キハ11型300番台です
3 前半は長閑でのんびりした景色が楽しめる平地区間

名松線の前半は平野部を走ります

ディーゼルの音が心地よい車内
1両編成ですが
トイレまでついています

可愛い小さなローカル線の駅
切符回収箱があります

直線区間はディーゼル音と共に
タタン!タタン!と
リズミカルな音が響きます

稲刈りを終えた田んぼが気持ち良い
4 「家城駅」ではスタフ交換が観られます

『家城駅』に到着
すれ違いのために
対向する気動車が
待っています
名松線は単線のため
閉塞区間が設けられており
閉塞区間には同時に2編成以上の
列車が入らないようになっています
列車が正面衝突をしたら
大変ですからね💦

ホームに並んだ2台の
キハ11型
閉塞区間は
松坂駅から家城駅の間と
家城駅から伊勢奥津駅の
2区間に設けられています
それぞれの区間には
列車は1編成しか入れないため
正面衝突が起こらない訳です
そして、それぞれの列車は
通行証(タブレット・
通票・スタフと呼ばれます)
を持っているので
この「家城駅」で
通行証を「交換」してはじめて
これから走る閉塞区間に
入線することができるのであります

駅員さんが相手方の列車から通行証をもらい
もう一方の列車に運んでいます
通行証はこうした「カバンキャリア」に
入っています

閉塞の仕組み

こうした制御装置に
通行証をセットして初めて
信号が変わり列車が新たな
閉塞区間に入ることができる訳です

こうした昔ながらの
制御方式が観られるのも
ローカル線ならではですね
この駅の近くには有名な『美杉の棚田』もありますよ
👇
https://www.info.city.tsu.mie.jp/www/contents/1521178880658/index.html
5 後半は風光明媚な山間を登り終点『伊勢奥津』へ

名松線の後半は山の中を
ゆっくりと走ります
雲出川の渓流沿いをうねうねと
カーブする路線となります
唸るディーゼルエンジンの
音と共に風光明媚な
景色が移りゆきます
とても癒される景色ですよ
本当に列車に乗るためだけに乗車しても
気持ちの良い体験ができると思います

終点『伊勢奥津』駅

本当は名松線の名前のとおり
「名張」と「松阪」を結ぶ計画で
あったことから両都市の頭文字を
とって名松線と名付けられたのですが
この先は建設されず
ここ伊勢奥津駅が終点となっています

おみやげに
アマゴの甘露煮を
購入しました

アルミホイルに包んで
オーブントースターで温めると
良いおつまみなりますよ
とても風光明媚で懐かしい気持ちになれる
路線でありました
無くなってしまったら悲しいですので
また名松線に乗りに行こうと思います
『あ~!癒される旅でありました!』
👆次回は飛行機で大宰府天満宮へとお参りにいきますよ!



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