目次
1 『うまい棒』ロス!ブツを探して彷徨う
2 知恵袋だったおばあちゃんの言葉を思い出し
3 最寄りの駅は『浅間町駅』名駅からも比較的近くです
4 名古屋の駄菓子文化を支える街
5 良心的な価格で販売されていた「うまい棒」
1 『うまい棒』ロス! ブツを探して彷徨う

(写真:名古屋の駄菓子問屋が集まる『明道町』)
我が家の妻の人と次男坊は
駄菓子の『うまい棒』が大好き
だれでも知っているこの駄菓子ですが
過去に材料高騰に対応するため
小さくなったことはあったものの
いままで一度も値上げをしたことがなく
一本10円の価格を維持してこられました
物凄い企業努力の賜物であったろうと
想像できます
ですので、先般、この「うまい棒」が
10円から12円に値上げされるということが
ニュースで大きく報じられネットでも話題と
なっておりました
そんなある日
うちの妻の人が言います
「うまい棒が売っていない」
まじか。。。
禁断症状に襲われたのか
私にLINEで
Amazonのリンクを送ってくる始末
そして一言添えられていました
「買うてくれ」
そのリンクをみて😲
びっくりしました!
これまでの倍の末端価格(笑)で
取引されていたのです
しかしそれでも、
手を出してしまう
禁断の果実、いや、駄菓子。。
ドンキホーテの
菓子コーナーならあるだろうと
ジャンキー状態となった妻の人と共に
激安の殿堂「メガ ドン・キホーテ」へ
そして、一目散に
駄菓子コーナーへと向かいます!
しかし、そこで我々が観たものは?!
いつも「うまい棒(30本入り)」が
陳列されていた場所には
カラの空間が
大きく凶暴な口を開けて
我々を待ちうけていたのでした(泣)
目を血走らせドンキ店内を探す
我々探検隊一行
まさにドンキの歌のとおり
「激安ジャングル~♪
(ジャングルだ~!)」であります
妻の人は禁断症状のため
なにやら口走っています
「うまい棒はいねが~?!👹
うまい棒はいねが~?!👹」
(そっ、それはナマハゲでは?!)
『あああああったああああ!』
腕に時計の跡のある地底人を発見した
「川口浩探検隊」の如く叫ぶ妻の人
我々がそこで観たものは?!!
(また?)(ちゃちゃちゃーん♪)
(一旦CM入ります)
ただいまタイムセール中です
2 知恵袋だったおばあちゃんの言葉を思い出し
そこで、我々探検隊一行が
観たものは
おびただしい数の。。
というほどでもない数の
小分けにされ他のお菓子と
抱き合わせとなって売られている
「うまい棒」の変わり果てた姿でした
一袋に10本しか入っていない。。。
しかも、価格はどう考えても
安いとは言えないお値段でした
こんなとき名古屋人はどうするのか?!
亡くなった
「知恵袋のおばあちゃん」
だったら
どうするのかっ?!
「考えろ!考えるんだっ!」
(ぼわわわ~ん)
あ、おばあちゃん!!!
おばあちゃん
「てつ。。。。おまえの母校。。。
西区にあったね。。。
野球部の練習をしていると
カクダイ製菓のクッピーラムネの
香料の香りが漂ってきただろう?
名古屋の西区は「駄菓子の街」
「駄菓子の工場」と
「駄菓子問屋」が
たくさんあるんだよ
あるんだよ
あるんだよ
だよ。。。。」
『そうだ!西区だ!
西区へ行こう!!』
抱き合わせ販売となった
「うまい棒」を
両手に握りしめ立ちつくす
妻の人の肩を抱いて説得する
『ううううっ!!うううううッ!!』
「だっダメだっ!ネヅコっ!
じゃないっ妻の人っ!!
大丈夫だっ!アソコにいけば
必ずブツは適正な末端価格で手に入るっ!」
『ううっ。。うううっ。。』
(よかった。。落ち着いてくれた。。)
翌日
『オナガイシマツ。。』と一言残し
妻の人が重い足取りでフラフラと
パートにでかけるのを見送ります
(あまり、時間がないぞ、、)
私は自転車に乗って
名古屋の駄菓子問屋が集まる街
アソコこと、西区『明道町』へと
向かったのでした。。。

名古屋の街の中心部の幹線道
もともと広かった道路を活用して
縦横に自転車専用道路が整備されており
非常に走りやすくなっております

『明道町』は名古屋城から
ほど近いところにあります
「いそげ!いそげ!」
3 最寄りの駅は『浅間町駅』名駅からも比較的近くです

最寄りの地下鉄の駅は『浅間町駅』
次に近いのは『国際センター駅』

名古屋駅からも散歩がてら
歩いてこれるくらいの距離であります
やってきました「明道町」
👆地図
4 名古屋の駄菓子文化を支える街
名古屋の結婚式は派手だとよく言われます
最近はあまり見られなくなりましたが
お嫁さんが実家を出るところから
ガラス張りのトラックに
嫁入りの家具が見えるように積載し
嫁ぎ先へといく風景が印象的です

そして、お世話になったご近所の方に
実家の2階からお菓子を撒くいわゆる
『菓子撒き』の文化も
そんな、名古屋の結婚式の
イメージの一端かもしれません

お世話になったご近所の方に
『幸せのおすそ分けをする』
という意味が
あるのだそう

その際、大量の駄菓子を
どこで入手しているのかと言えば
ここ『明道町』なのであります

たくさんのお菓子問屋が軒をならべます
『カキツバタ♪
梅雨曇り♬
パチンコ
駄菓子♪』
つボイノリオ先生も
歌っているように
駄菓子は名古屋のアイデンティティ
そのものなのです

駄菓子屋で扱うような
おもちゃの問屋さんもあります

婚礼の菓子撒きで使う
「袋詰菓子」を取り扱う店

そして。。。
見つけました!
うまい棒のダンボールです!!
「あったああああああっ!!」
5 良心的な価格で販売されていた「うまい棒」

お店に入ると所せましと並ぶお菓子の数々
や、、、安い。。。。
『すいませ~ん!うまい棒ありますかっ?』

お店の奥のおばちゃんの目が眼鏡の奥で
キラーン☆と光ったように感じました
「あるよ」
「最近品薄だったんだけど、今日入荷したところだ」
「よかったああああっ!
どこにもないんです!(涙)
ネット通販でも探したのですが
高くて。。。(号泣)」
「そうだろうねぇ。。
転売する人も多いからねぇ
あんたもそのクチかい?」
「ちっ!ちがいますっ!家族のためですっ!
死んだばあちゃんが大嫌いだったんですっ
『転売は人様の商売をじゃますることだ』
って。。。」
「、、、あんたのばあさん、、、
いいこと言うねぇ
そうかい、
すきなだけ持っていきな・・・(にやり)」
(というやり取りがあったかどうかは別としまして)

「うまい棒」入手!!
末端価格30個入り
一袋255円と適正どころか
かなりお安い価格でありました

自転車に「うまい棒」を積んで
意気揚々と自宅に帰ります
これで、妻の人の
笑顔が観られる。。。(感涙)