電力王・福沢桃介を知る記念館
「桃介橋」から程近いところに
『福沢桃介記念館』があります
👆桃介橋についてはこちらをご覧ください
桃介の別荘である西洋風の洒落た建築物「桃介記念館」と
御料林の資料を展示する「山の歴史館」の2棟からなります

洒落た2階建ての西洋建築「福沢桃介記念館」
「桃介橋」が「桃介箸」に
記念館を訪れるまえに「桃介橋」で写真を撮りましょう

撮った写真を記念館で見せますと

記念品であります「桃介箸」がいただけます

記念館の入館料は2棟合わせて500円です

エントランスはこちら「山の歴史館」側となります
水力発電で活躍した遺物

発電タービン

材木などの資材を運んだ森林鉄道
山の歴史館
まずはエントランスとなっている
「山の歴史館」へ
明治33年2月7日に
御料局名古屋支庁妻籠出張所庁舎として
旧妻籠宿本陣跡地に建てられ
木曽南部全域を管轄していたとのこと
「御料局」とは皇室の財産を
管理する「お役所」のことであります
移築され、現在の場所に再建されました

御料局の建物ですので、
排気口が「菊の御紋」と
なっていますね

エントランスの柱も見事な彫り物が入れられています

天井も単純な板づくりでなく
板の間に面取りした飾り板が
入っています

お役所の建物らしく
天井も高く設計されています
森林は皇室に召し上げられ
勝手に切ってはいけない
こととなりました
そのため、御料局は
そうした罪人を抑留する
権能ももっておりました

勝手に木を切ってしまった人などを
抑留する「留置所」

地元の有力者でもあった島崎藤村の兄広助
地元の人々はもともと林業で生計を立てていたため
彼らが役所と交渉をしたという記録が残っています
👆長野県内には島崎藤村の足跡がいくつも見られます

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福沢桃介記念館
「山の歴史館」に隣接して
あるのが「福沢桃介記念館」です

渡り廊下から見た
「山の歴史館」

木曽の山中には珍しい西洋風の建築であります

電力王・福沢桃介は
木曽における基地として
風光明媚なこの地に
大正8年別荘を建て
発電所建設現場に
足を運んだということです
桃介を助け
よきパートナーであったのが
日本の女優第一号と
いわれる川上貞奴
2人はこの別荘で
政財界人や
外国人技師を招き
華やかな宴を催した

名古屋の「文化の道」にある「二葉館(川上貞奴亭)」
名古屋にあります二葉館「川上貞奴邸」でも
電気の便利さ、大切さを広報するために
同様の宴が催されていたとのことでございます
👆名古屋の「文化の道」へは観光ルートバスが便利です

桃介の書斎

当時の外套とトランク

日本の女優第1号「川上貞奴」
私は子供の頃、川上貞奴や
夫の川上音二郎
そして福沢桃介が活躍する
NHKの大河ドラマ「春の波濤」を
一所懸命観ておりましたので
懐かしく資料を拝見いたしました
施設の方のお話では
『春の波濤』を観ていたという
同じような来館者の方も
多いようであります

この建物は、昭和28年の
土石流災害で隣の建物を失ったものの
辛うじて難を免れました
しかし、昭和35年失火のため
(当時は学校の先生の寮でした)
2階部分を焼失してしまいました
そのため2階部分は立て直された
ものとなっているそうです

再建された2階部分

現存する1階部分はまるで