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(写真:尾張徳川家の菩提寺『建中寺』の石碑)

  尾張徳川家の菩提寺『建中寺』  

初代尾張藩主義直(家康の9番目の息子)の
菩提を弔い
尾張藩の心のよりどころとするため
第二代尾張藩主徳川光友卿が
慶安四年(1651)約5万坪の敷地に
開山した『建中寺』

本日は、ここ尾張徳川家先祖代々の菩提寺
「建中寺」を訪れました



👇岡崎にあります松平徳川家の菩提寺「大樹寺」についてはこちら


  境内に公道・公園も擁するオープンな寺院  

かつては五万坪もの広さがあった境内は、現在、公道が貫き
市の公園をも擁する、とてもオープンな寺院となっています
そのためか、拝観料等も特に必要ありません
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南にある総門から北には「建中寺公園」がある



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筒井町に面する南側にある総門

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総門を中へ入ると、名古屋市が管理するオープンな公園
「建中寺公園」となっています


  重層の山門と名古屋最大の木造本堂  
さらに、公園内を北上すると
公道が東西に貫いており
公道に面して山門(三門)がそびえている

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重層となっている山門(三門)
名古屋大空襲での消失を免れ
創建当時(慶安四年(1651))のままの姿を今に残す
名古屋市指定文化財(昭和六十年指定)です

総檜造り三間重層門の建築様式で、本瓦葺き
三門とは、空門・無相門・無願門の三解脱門の意味を持ち
佛教の覚(さと)りの境地を表すそう

二階には、釈迦牟尼仏を中心として十六羅漢の像が祀られているが普段は公開していません

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山門の奥に本堂が見える
本堂は天明七年(1787)大火の後に再建されたもので
間口27m奥行25.2m広さ700㎡の巨大な木造建築で
名古屋市内の木造建築物としては最大です
名古屋市指定文化財に指定されております
立派な建物ですので一見の価値ありですよ

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門扉には徳川家の「三つ葉葵の御紋」
なかなか、押し出しが強く、立派ですなぁ~
「水戸黄門」のオープニングを連想させます



  尾張徳川家戦勝祈願の秘仏「不動明王」  

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御手洗でお清めをして

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明王殿(不動堂)へ
明王殿の本尊不動明王は、江戸時代から
尾張徳川家戦勝祈願の秘仏
として伝えられてきた大変貴重なものです


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経蔵
もこしの付いた、宝形造り本瓦葺き
名古屋市指定文化財に指定されています

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書院(客殿)

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鐘楼
台形の袴腰つきの建築様式、五百貫(約2000㎏)の梵鐘がつるされています。



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無量寿院

建中寺のすぐ南側に位置します
一見、普通の民家に見えますが「由緒正しい寺院」でございます

7代藩主宗治の菩提を弔うため元尾張藩御下屋敷地内であった
現在地に移転されました

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今日でもにぎやかに執り行われる名古屋を代表する祭り
「筒井町天王祭」が行われる筒井町側の総門前
黒猫が呑気にたたずんでおりました。

「あ~!今日も面白かった!」


👇建中寺


👇徳川園(徳川美術館)も近くにありますので合わせて訪問されるのがよろしいかと思います
👆バイク・車でない方は、公共交通機関・名古屋観光ルートバス「メーグル」が近くの「徳川園」まで来ております
もしくは、基幹バス「山口町」で下車されるのがよろしいかと






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